UCで行う検査

UCで行う検査

お腹が痛い。と一言で言っても色んな病気があります。痛みの発生する位置や痛み方など担当の先生にお話をしても「疑いがある」と指摘する事はできると思いますが、診断確定をするために色んな検査を受けることになりました。

血液検査

腕から細い針をさして採血を行い、検査にかけます。病院にもよりますが、採血してから結果が出るまでに1時間半程度要する場合もあります。診察前に採血がある場合には、早めに病院に行って診察時間よりも早く検査を受ける必要があります。また、赤沈の出力結果を待たずに診察へ行ける場合もありました。

病院や症状により検査項目も異なりますが、大体の病院で以下の値を参考にしていました。採血管が2本程度で済む事もあれば、合併症やその他病気が無い事を確認するために検査項目が増えて8本程度採る事もありました。

 

 

 

 

 

 

検査項目 平常値 異常値
CRP 0.5 mg/dL未満 左記以上
白血球数 4,000~9,000/μL 左記範囲外
赤沈(60分) 男性 2−10mm,女性 3~15mm 左記範囲外
アルブミン 3.8~5.3g/dL 左記範囲外
ヘモグロビン 男性 12.9~17.4 g/dL),女性 (11.4~15.5 g/dL) 左記範囲外
検査を行う病院や方式により標準値の指標が異なることがありますのでご注意ください

便検査

トイレで便を採取して、専用の密閉ケースに入れて提出する検査です。主に、どの程度の出血があるのかを確認するかを確認するために行いますが、潰瘍性大腸炎以外の細菌感染による腸炎である可能性を払拭するために行う事もあります。

大腸造影検査

X線写真の台の上で横になり、大腸からカテーテルを挿入します。空気と造影剤を注入して腸管内に造影剤をめぐらせてX線写真を撮ります。この検査では、腸管の形がはっきりと見えるようになるので、病変や大腸の状況を確認することができるようになります。

私の通院していた病院では、この検査を行いませんでした。代わりに次の検査を行うことが多かったです。

大腸内視鏡検査

内視鏡をお尻から挿入して、空気を入れて大腸を膨らませてカメラを進めることで、大腸全体を内視鏡で撮影する検査です。

潰瘍性大腸炎の検査として内視鏡検査を行う場合には、組織細胞検査を同時に行うことがあります。カメラを入れて病変部と思われる箇所を見つけたら、先端にクリップのついたワイヤーをカメラの管に通して、病変部をクリップして引っ張る事で少しだけ細胞を採取して病理検査を行います。

検査自体の痛みは胃カメラほどではありませんが全く無い事は無いため、可能であれば鎮静剤を使う事をお勧めします。私の場合は、毎回使用していて、ボーッとしてるうちに検査を行ってもらっていました。

この検査は、検査自体よりも検査前の準備が大変です。前日から消化の良いものを食べるようにして、夜には絶食、起きてから検査までに2L近くの腸管洗浄剤を飲んでお腹の中を綺麗にして準備を整えてから検査を行います。

カプセル内視鏡検査

潰瘍性大腸炎の検査としては、マイナーな分類になると思います。

専用の電極をお腹に取り付けて、電極からコードで繋がったレコーダーを首からぶら下げます。体内のカメラから発せられる電波を電極が受信してレコーダーが録画します。口の中から直腸まで撮影する事ができます。画質はとても低いですが、あまり負荷をかける事もなく画像を撮影できるためメリットは大きいです。なお、カメラは最終的に排泄されます。

私の場合には、小腸にも炎症がある事が大腸内視鏡の結果分かったので、この検査も行うことになりました。

この検査も術前の準備が必要です。前日から消化の良いものを食べるようにします。当日朝から絶食をして、2時間後から飲水可能、4時間後には食事も可能でした。

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