UCの症状
- 2018.08.23
- UCについて

潰瘍性大腸炎には、あらゆる症状があります。この病気特有では無い症状が多いので、発症の気づきになり難いです。私の体験と共に描いてみようと思います。
体感できる症状
腹痛
お腹がグルグルとして、炎症を引き起こしている個所に締め付けられるような痛みが走ります。私の場合は、横行結腸に強い炎症があった際に胃の痛みと勘違いする事もありました。炎症が強くなる傾向にある時に食べ物が通過すると素早く排泄しようとするため痛みが強くなる事もあり、炎症のシグナルとして捉えていました。
軟便
通常時に比較して、とてもゆるくなります。はじめは、何か悪いものを食べたのか、風邪でも引いたのかというレベルから始まり次第に悪化すると水のような形のないものになったりします。
排便回数の増加
人により「多い」の頻度も変化するとは思います。私の場合は、通常時で2-3回/dayのところが炎症が発生した際には、15回以上/dayの時もありました。こうなると、外出してもトイレを探し回る事になったりします。不安で外出が億劫になる事もよくありました。
また、職場等の日常身を置く環境にトイレの数が少ない場合には、再燃時にとても苦労します。我慢の効かないレベルになったら紙パンツを活用するのも一つの手です。
出血
排便をした際に出血に気づくことがあります。腸管内のどこで出血があるかにより、色が変化するのでよく確認するようにしましょう。口側であれば、黒色が強く、直腸側に行くにつれて赤色が強くなります。
私の場合は、痛みが全くないものの出血がひどい時期もありました。当時は、まだ潰瘍性大腸炎と診断される前でした。痛みがなく、出血が多い場合は通院する事をお勧めします。
出血がひどくなると、貧血を起こします。私は、坂道を歩くことすら大変な状況になるまで貧血が進行していました。
発熱
炎症度合いにもよります。弱い場合には、微熱程度で済む場合もあれば、ひどい時には38度を超す事もありました。炎症があると、解熱剤を飲んでも対症療法にしかならずに引きずってしまう事になるので、炎症を抑える治療が先決です。
頻脈
私の場合には、それほど頻脈は見られませんでした。平常時の心拍数も低いため特に指摘されることは無かったようです。重症のケースでは、90回/minまで上昇する事もあるようです。
白血球・炎症反応・赤沈の増加
炎症が強い際には、白血球・CRP(炎症反応)・赤沈の値が上昇します。白血球から上昇して、そのあとにCRP、時間を置いて赤沈が上がってくるようです。また、下がる際も同様でした。ただし、潰瘍性大腸炎以外にも他の病気でも上がる値ではあるので、病気を特定するための値ではありません。
必ずしもすべてに該当するとは限らないです
上記のような症状が発生する病気ではありますが、どれかが強く出て他はあまり出てこないというケースが私の再燃時には大半でした。最初は、出血が多く、痛みはないものの歩いてもフラフラな状況での入院。2回目は、出血は少ないものの、トイレの回数がひたすら多くなり炎症反応も上がり入院。3回目は、出血もトイレの回数もそれほどではあるものの痛みが強くどうしようも無いため通院。
人により個人差があるとは思いますが、自分自身の中でも症状の組み合わせと強さはケースバイケースであったので、不安な場合は悪化する前に通院する事を強くお勧めします。
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