UCと医療費

UCと医療費

医療費について

UCは、UCの治療方法 その1 UCの治療方法 その2 UCの治療方法 その3 で書いたとおり、いろんな治療方法があります。

そして、いろんな治療を試すという事は、それだけ費用も嵩むことになります。指定難病であるがゆえに、コスト面での負担が軽減されていろんな治療にチャレンジしやすい環境にあります。

それでも私の場合は、UCだけでも毎年医療費控除を申請する程度には、医療費を負担しています。

指定難病

UCは、厚生労働省が定める指定難病の一つです。

難病とは、「発症する原因が不明」かつ「長期の療養が必要」である病気の事です。そのため国は、治療方法を研究するために難病患者の治療費を助成する「特定疾患治療研究事業」を設立しました。

項目 説明 医療費助成の対象
難病 原因不明で治療法が確立していない、長期療養が必要となる ならない
指定難病 上記かつ患者数が国の人口の0.1%程度以下、客観的な判断基準がある なる

引用:難病法と指定難病

指定難病医療費助成制度認定手続き

これらは、あくまでも私の経験や確認できた要件であるため、詳細については、お住まいの地方自治体にご確認ください。

前述のUCで行う検査で説明したような検査を受けて、病院でUCである事が認定されると、医療費助成について説明を受ける事になります。必要な書類をそろえて地方自治体に申請を行います。

また、認定された場合には、1年に1回更新手続きを行う必要があります。更新手続きを怠ると医療費助成を受けられなくなります。

申請をすれば誰でも認定される訳ではありません。症状に応じて認定されるケース、却下されるケースがあるようです。

申請フロー

  1. 申請

    必要な書類を記載および準備して、地方自治体の保健所等に送付します。

  2. 審査

症状が、以下両方の基準を満たす事

項目 説明
A:診断基準 対象疾患にり患しているか
B:重症度基準 症状が一定程度あるか
「A」を満たしつつも「B」を満たさないが、月ごとの医療費総額(10割)が33,330円を超える月が3回以上であれば「軽症高額該当基準」を満たします。
  1. 区分確認
  2. 医療受給者証の発行

必要な書類

項目 説明
指定難病支給認定申請書 申請するための基本的な情報記載する書類です
臨床調査個人票 難病指定医の先生に書いてもらう必要があります
保険証コピー 保険証をコピーします
市町村民税の世帯課税状況確認書類 課税状況により毎月の自己負担上限額が異なります
住民票の写し 発行から3ヶ月以内の期限があります

医療費助成

指定難病である事が認定されると、該当疾患で病院を受診する際や薬局で薬を処方してもらう際に医療費の助成を受ける事ができます。

毎月定額の補助がある訳ではなく、所得状況に基づいて自己負担額の上限額が定められるようになります。

引用:東京都福祉保健局 難病医療費助成制度のご案内

例えば、一般所得1に該当する場合には、毎月の外来および薬代の上限が 10,000 円になります。仮に、病院で診察および検査を行い 10,000 円の上限額に達した場合には、その後薬局で調剤してもらった場合の支払金額は、0円になります。

当然の事ではありますが、これは指定された難病のみであるため、歯医者や普通の風邪などには適用されません。

 

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