後から出た診断結果
- 2018.09.02
- 初入院からの退院

退院後初の通院
診断結果までの待ち時間
この日もいつもどおりに採血を行い、外来受付に向かいました。
連休前の週という事もあってか、いつもより混雑していました。外来受付には座れる場所が無かったので、本館と別館の連絡通路で座って待つ事にしました。
この病院では、受付を離れる際にポケベル(古すぎてもはや新しい響き)を借りる事ができます。クラークの方に診察券を渡すと準備をして渡してくれます。順番が近づいてくるとこのベルをならして呼び出してくれるという仕組みです。
ただし、病院の敷地内(建物内)に限るため院外のコンビニ等に行く場合は別となります。
連絡通路
今まで何度か連絡通路で暇をつぶす事があったのですが、この日初めてwifiの存在を発見しました。新しく設置されたようです。
当時は、まだケータイと言えばガラケでスマホを持つ人はごくごく少数でした。しかし、UMPCが流行っていた時代でもあったので、ASUSのPCを学校にもバイト先にも持ち歩いていました。
この先の通院・入院でこのwifiをとても便利に使わせてもらう事になります。。。
1時間ほど調べ事と作業を行い、ベルが鳴ったので外来受付へ向かう事にしました。
診断結果
潰瘍性大腸炎
先日の入院で診断確定とならなかった潰瘍性大腸炎ですが、病理の細胞検査も終了して診断が確定しました。病名確定まで長い日々でした。
また、不幸中の幸いで血液検査・画像診断・細胞検査で、癌や他の疾患が見つかる事はありませんでした。
今日の採血結果でもCRPは正常の範囲であり、症状も落ち着いている事からステロイドの使用量を減らす事にしました。
入院時の使用開始では、40mgでしたが35mg、30mg、25mg、20㎎と減らして退院したので、次は15㎎です。ステロイド剤は、一気にやめてしまうと症状がぶり返すだけでなく、ステロイド離脱症候群という副作用で頭痛・吐き気・倦怠感等が出る事があるため、徐々に減らしていく事が大切です。
合併症について
潰瘍性大腸炎は、合併症を引き起こす可能性があります。
代表的なものとして、「関節炎」「アフタ性口内炎」「ぶどう膜炎」等があります。また、「原発性硬化性胆管炎(PSC)」もその一つです。
私の場合には、PSCの疑いが先に出ていたのでその診断も確定する事になるかと思っていたのですが、症状が改善されている事から一時的な症状であったとして、PSCの診断にはなりませんでした。
ただし、膵機能の値(AIP)の上昇がある事から自己免疫性膵炎の可能性があるという事で経過観察を行っていく事になりました。
今後の治療方針
今使っているステロイドをだんだんと減らしていき、5㎎を維持量として使い続ける事になりました。
潰瘍性大腸炎では、炎症が落ち着いたのちにステロイドを使用しなくなるのが通常です。しかし、自己免疫性膵炎では、5mgを維持量とする事で炎症を抑える事ができるとされていました。
今後の外来でステロイドを減らしつつ、ペンタサ・カモスタットメシル酸・ビオスリーを継続的に服用して経過を見ていく事になりました。
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