UCとは関係のない検査入院

UCとは関係のない検査入院

…もう少しだけ、UCではないお話が続きます。

初めての入院

入院に向けて環境整理

予定では、2週間の入院との事でした。長期間休むとなると、授業にも出られなくなるため、だいぶ期間が開いてしましましたが春休みに入院するように調整しました。

バイトは、居酒屋からより時給の良い大手外食チェーンのキッチンに移っていました。しかし、さらに激務になり身体的にも精神的にも結構ボロボロになっていました。時給上げるから次のステップ(洗い場から揚げ物担当)にならない?と言われていたのですが、節約すれば少しはやっていける程度には稼げた事もあり、辞めてしまいました。

お店には申し訳なかったですが、飲食系が自分に向かないと理解できたのは、いい経験でした。

準備

入院の経験がなく、祖父母が入院した際にお見舞いに行った事がある程度だったので、あまりイメージが湧きませんでした。暇なんだろうなぁ程度です。

入院前には、事前準備をするための受付で手続きを済ませる事になります。

入退院用の受付に行って番号札を取り、順番を待ちます。自分の前には、数人の待ちがいて、事情はバラバラだろうけど、毎日入院待ちの患者さんがいるのだなぁと思いました。

自分の名前が呼ばれて窓口へ向かうと、入院までに準備する持ち物と書類等の説明がありました。初めての入院だったので、細かく説明を受けました。

持ち物の中に、デポジットがありました。いずれ戻ってくる(入院費から引かれる)ものとしても、大学生の身としては、一括で10万円の現金の用意が必要という事で驚いた事を強く記憶しています。

最後に入院日と診療科を再確認して終了です。

病院へ行こう

いよいよ入院当日です。この日は、実家から家族が来てくれました。車に荷物を積んで病院へと向かいます。

先日同様の入退院用受付に向かいます。必要な書類とデポジットを渡すと、病棟の場所を案内されました。

案内の紙を見つつ歩きましたが、本館ではなく別館であったこともあり迷路のような道のりに迷いました。

やっと病棟のナースステーションに到着して、看護師さんたちと顔を合わせる事になりました。

これが病室というものですか

初めての病棟

初めての病棟は、外来でみる看護師さんではなく病棟に勤める看護師さんたちでした。最初に出迎えてくれたのは、とてもハキハキとした明るい親に近い年齢の女性でした。

まず、身長と体重と体温を測ってから病室へと案内されました。

病室に入る前に、トイレの場所やテレビカードの買える場所、電話しても良い場所等を歩きながら説明されました。

予定外の個室

廊下を進み奥へ奥へと案内された場所は、なんと個室でした。

救急からの入院や他診療科からの転科等があり、ベッドの空きが急に無くなったそうです。

入った部屋には、ユニットバス・トイレ・テレビカードの必要ないテレビ・ソファー等設備が整っていました。後に確認すると差額でも1日2万円ほどかかるお部屋だったようです。

翌日の午前中に退院する患者さんがいるとの事で、それまででしたが気分は良かったです。

この頃は、食事制限もなく何度の入院の中でも一番豪華な病院食だった事を記憶しています。ひなまつりの日という事もあり、ひなあられも出ていました。

翌日に早速検査を控えていたので、緊張であまり眠れませんでした。

検査

肝生検

入院2日目に、肝生検でした。

肝生検とは、右わき腹の肋骨の骨と骨の間に針を刺して肝臓の細胞を採取する検査です。

時間になり歩いて病棟の処置室へ向かいます。

まず最初に、超音波を用いて針を刺す場所を確認します。確認ができたら、マジックのようなもので針を刺す位置に印をつけます。印の付近に1か所につき3回程度の局所麻酔を行い、いよいよ検査開始です。

ここ超音波を使い、肝臓や肺の動きを確認しながら、生検用の針を肝臓へ通す位置と方向を決めます。

呼吸を合わせて、息を吐ききった位置で針が入ります。針を抜いて、ホルマリンのような何か(見えなかった)の入れ物に入れます。これを2回ほど行いました。

検査は終了して、3時間程度ベッド上で安静でした。時間経過後、トイレ歩行がよくなり食事もとれました。

ERCP

肝生検から数日経過して、次はERCPでした。

ERCPは、胃カメラの要領でカメラを口から進め十二指腸まで進めます。カメラの中に造影用のチューブを入れて胆管・膵管へと進めます。チューブから造影剤を流したところでX線写真を撮影する事で、管の狭窄・主要・結石等の状態を見る事ができます。

ERCPのカメラは、通常の胃カメラよりも太く検査時間自体も長いので、かなり苦しかったです。

胃カメラの経験もまだなかったので、コツがうまくつかめなかったのも要因でした。胃カメラは、唾が溜まった場合飲み込もうとするとカメラがあるので、ものすごく苦しくなります。そのため、吐いて対処するのが一番のコツだと今でも思います。

もちろん、先生から事前の説明がありましたし、検査中も言われたのですが、頭で理解していても上手くできませんでした。。。

あまりに苦しかったので、鎮静剤を追加してもらい「ボーっと」しているうちに無事検査が終了しました。

検査結果

回診

大きな検査を終えて数日。病理からの結果も出たという事で、夕方の回診に主治医の先生が来てくださいました。

検査の結果としては、やはり胆汁の流れが悪くなっていて胆管に狭窄があるという事がわかりました。病名としては、原発性硬化性胆管炎の疑いがあるけれども状態は良好なので経過観察したいとの事でした。

当面は、ウルソデオキシコール酸を飲みつつ胆汁の流れが悪くなっていた部分が良くなるか、採血結果が良くなるのかを確認したいという事でした。

そして、やっと退院できる事になりました。

 

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